屋久島旅行(2007/10/13〜2007/10/14) その2

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'07屋久島旅行・2日め(鹿児島〜東京)
晴れ所により雨

プチトラブルに見舞われて中途半端に終わってしまった1日め.
「今日はシッカリ計画立てて行くぞ!」と心に誓った2日めのスタートです!

昨日のジメジメした雨から一転,スッキリした朝を迎えました.
昨日の日記に書いた,窓からの「サァーッ」という心地いい音はずっと続いています.
「この音だな!」という確信の思いを持ちつつ,今日はまず千尋滝(せんぴろのたき)に向かいます.
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「せんぴろのたき」と読みます
「ちひろ」ではありませんw

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滝の左側は山肌ではなく,花崗岩の一枚岩です
この岩が千人の手を広げたくらいの大きさがあることから千尋滝と名付けられたそうです

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滝壺のほうへ道があったのですが,通行止…
残念!


千尋滝の近くに万代杉(ばんだいすぎ)があります.
地図で見ると1キロくらいなのですが…
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ちょっと見にくいですが,高低差は500m…
ムリ!w


何とか気合いで登れば登れなくもなさそうでしたが,これだけで一日消化してしまいそうなのでやめました(^^;

次に向かったのがトローキの滝
落差は6mほどですが,直接海に注がれている滝です.

トローキの滝は千尋滝のすぐ近く.
…ということで,民宿の窓から「サァーッ」と鳴っていた音はこれらの滝と川の流れの音だったようです.
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屋久島も観光ポイントとなるところは歩道が整備されているのですが,トローキの滝への道はご覧のような獣道…
「ホントにこの道であってるの!?」と心配になりました…

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バックに見えるのはモッチョム岳です
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海に直接注ぐ滝は珍しいんだそうです
ここの他の例は…そう!カムイワッカの滝です!

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トローキの滝を上から見たところ
真ん中あたり(岩がなくなっているところ)が滝です


大小2つの滝を見た後(近くまで寄れなかったのでマイナスイオンは感じ取れませんでしたがw)は,屋久島の外周道路をひたすら走り続けます.
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平内(ひらうち)海中温泉
干潮の時のみ入れる「自然」の露天風呂です
地元の方のための温泉ですが,一般の方も入れるそうです

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中間(なかま)ガジュマル
ガジュマルとはクワ科の木で,写真に写っているのは根っこです
中間ガジュマルは屋久島最大のガジュマルだそうです


中間ガジュマルの自然の力を感じ取った後は大川の滝(おおこのたき)を目指します.
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「大川」と書いて「おおこ」と読みます
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落差88mで屋久島最大の滝
滝壺のすぐ近くまで行けるのでマイナスイオンを思い切り吸い込みました


大川の滝でマイナスイオンを吸った後は,島の外周道路に戻って北上し西部林道(せいぶりんどう)へと向かいます.
西部林道は屋久島の世界遺産地域にクルマが入れる道路です.
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上屋久町と屋久町は合併したのですが,町境の看板が残っていました…
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昨日は海の写真がほとんど撮れなかったのですが,今日はエメラルドグリーンの海の写真がたくさん撮れました
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この橋を渡るといよいよ世界遺産登録地域!
照葉樹の森の中に入っていきます

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西部林道を走っているとたくさんのヤクザルやヤクシカに出会います
ヤクザではありませんw

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ここに来て急に雨が強くなってきました
さすが亜熱帯…と感じた一瞬です

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森と山が美しいです

西部林道を抜け,永田(ながた)の集落に入ります.
最初に永田岬にある屋久島灯台に向かいます.
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屋久島ではめずらしい人工物のシンボルです
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天気がいいときは屋久島の北西に位置する口永良部島(くちのえらぶじま)も見えるそうです

屋久島といえばウミガメの産卵でも有名です.
永田のいなか浜は屋久島最大の産卵地で,ラムサール条約の湿地にも登録されています.
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ラムサール登録の記念碑
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産卵は夏頃がシーズンなのでもう過ぎましたが,美しくて柔らかい砂浜が広がっていました

いなか浜を見つつ,さらに北上します.
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西部林道では雨でしたが,永田についたらまた快晴に…
海がほんとキレイ!

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東シナ海の「シナ」はいつもカタカナで書きますが,「支那」であることを再認識…
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一湊(いっそう)にある西郷隆盛上陸の碑
西郷隆盛が鹿児島から奄美の沖永良部島(おきえらぶじま)に向かうとき,一湊に立ち寄ったそうです

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屋久島の北端,矢筈(やはず)崎からの景色

ここでお昼の12時すぎ.
少々時間が余りましたが,今日はほぼ計画通りに回ることができました!
(あと志戸子(しとご)ガジュマル公園に行ったらカンペキでした)
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今日のお昼ご飯
ヤクシカの鹿肉の刺身です


今回の屋久島での行程はこれで終了!
レンタカーを返しに行こうとすると,お店に人がいません..
(屋久島には宮之浦港と空港の2ヶ所に店があり,店員さんは行ったり来たりしているそうです)
電話すると「レンタカー駐車場に置いておいてください」と言われました..
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確かに港の近くにこんな駐車場がありました
このためにあったんですね…(^^;


駐車場に向かおうとすると,ちょうど店員さんが戻ってきました.
ということで,ここで返却手続きをするのですが...!(下に続く)

あとは宮之浦港から高速艇で鹿児島市街へ戻ります.
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帰りの便は種子島経由です
今回はココでは降りられませんでしたが,機会があったら種子島にも来たいです


鹿児島の南埠頭から空港までは,行きと同じく高速バスで向かうのですが,バス停までは微妙に距離があります.
歩くと20分以上かかるのでタクシーに乗ったのですが,タクシーの運ちゃんより
「空港までタクシー乗っていった方が空港でゆっくりできるよ〜」
という一言.
確かにバスの時間はギリギリで,1本でも逃すと飛行機の便に間に合わないキケンがあるのですが,運賃はバス:1200円に対して,タクシーは約8000円….
リスクはあるのですが,安いバスを選ぶことにして,バス停でタクシーを降りました.

タクシーを降り,ダッシュでバスの切符を購入!
バスの時間にも間に合い一安心...と思いきや!
あ! 上着と折り畳み傘を忘れた!!

レンタカーで移動したとき,スーツケースがトランクに入らなかったのでリアシートを前に倒したのですが,リアシートに上着と折り畳み傘を置いていたのに気づかず,返却のとき慌てて手続きしたのですっかり忘れてしまいました.
ショック…(・へ;
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鹿児島空港入口にある足湯
時間的余裕と忘れ物による精神的余裕がなくて入れませんでした…


飛行機には無事乗り,羽田空港へ到着.
上着を忘れたため,羽田から自宅まで半袖で帰るハメになりました..(・へ;

これで屋久島旅行も終了.
「終わりよければすべてよし」とは言いますが,最後の最後にハプニングを起こしてしまいました.
忘れ物がなければ「終わりよければ…」だったんですが..

次回は東京から一番遠い世界遺産の地,沖縄(琉球王国)です!

p.s.
後日レンタカー屋さんに電話をし,忘れ物を自宅まで届けてもらうよう手配をしました.
一安心..


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